こんにちは
株式会社ピースフラットシステム 代表の片川良平です。
最近、"DX化"という言葉が流行ってますよね。
では実際
「DX化って、まず何をすればいいの?」
と聞かれることが増えてきたので、ここで説明したいと思います。
大きく分けると、DX化には以下のステップが必要になります。
- 現在の業務フローを整理する
- 新しい業務フローを設計する
- 新しい業務フローに従ってツール導入やシステム開発をする
- 運用・メンテナンス
順番に説明していきます。
現在の業務フローを整理する
現時点で煩雑化している会社の業務の流れがどうなっているかを、フローチャートなどで整理するステップです。
業務フローの中には、
・古くから紙で情報管理しているもの
・Excelで管理しているもの
・Googleカレンダーなどの外部のアプリを使っているケース
など、様々あると思うので、フローごとに関わる媒体も整理します。
「どういう業務があって」「どういう情報管理がされていて」「どういう目的でその業務があるか」ということが俯瞰できていなければ、"ではどのようにDX化していくか"というステップに進むことができないので、大事なステップになります。
実際に、なんとなく時間が取られている業務は会社として把握している段階で、「DX化したい」と相談が来ることがあります。
その場合にはDX化のプロである私たちでも、時間をかけて打ち合わせをさせていただき、なんとか現在の業務フローを把握することに注力します。
正直このステップは、組織規模や業務内容によっては、整理するのにかなりの労力を費やします。
ですのでこの段階から、ITコンサルタントなどに依頼をするのもおすすめです。
新しい業務フローを設計する
次にツール導入やシステム開発をするための新しい業務フローを設計します。
この設計には、経験値やツールやシステムでの何をどこまで実現できるか、などの前提知識が必要になるため、自力で行うのは不可能に近いかと思います。
このステップでフローの設計以外にも、「いつまでに何をやるのか」といったDX化のロードマップを作ってしまっても良いかと思います。
新しい業務フローに従ってツール導入やシステム開発をする
ここに来てようやく「何を使って業務フローを改善するか」という段階になります。
すでに世の中にある既存のツールを使って新しい業務フローを作っていくのか、0からプログラミングでシステムを作るのか、の判断も必要になります。
既存のツールを使う場合は、大抵0からシステムを作るよりもコストと時間がかからないので、ツールに合わせて業務フローを変えていくのもありかと思います。
基本的にシステムの受託開発会社は、システムの開発の依頼を受けて開発することで売上を立てているので、「これは既存のツールを使えばいいだけなのにな」と本心では思っていても、0から開発の方向で提案することもありますので、本当にシステムを作る必要があるのかという点については確認が必要です。
ただ既存のツールも、複数の会社が使う汎用的なシステムになっているので、その分カスタマイズが聞きにくいというデメリットはあります。
システムを0から作るとなったとしても、それはそれで発注側の知識が必要になりますので、以下の記事をご覧ください。
運用・メンテナンス
ツールを使っても、0からシステムを作っても、メンテナンスは非常に重要です。
例えば0からシステムを作る場合、本導入前のテストでは見落としていた観点が、いくつも見つかったりします。
これは本導入前だと一部のメンバーしか触っていない状態だったのが、本導入になると多くのメンバーがそのシステムを触り出すので、これまで見えなかった「ここをもっとこうしたい」があぶり出されるためです。
ただ、実際に複数のメンバーが使ったフィードバック事項は次に繋がる貴重な情報になるので、リストアップしておき、次の改修に活かします。
以上ざっくりでしたが、「DX化って、まず何をすればいいの?」は多少クリアになったんじゃないかと思います。
高額なシステム開発をする前にまずは社内で入念な調査を。
それでは今回はこの辺で。
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